▼目次
2. マウスピース矯正が向いている年代
3. 年齢によって変わる歯列矯正の進め方とリスク
4. 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療の特徴
「歯並びを整えたい」と考えているものの、「もう大人だから…」と治療を諦めていませんか？実は、歯列矯正は子どもだけでなく、大人になってからでも始めることができます。中でも、目立ちにくい矯正方法として「マウスピース矯正」が検討されることがあります。治療法を悩む上で「何歳まで矯正ができるのか？」「年齢によってリスクは変わるのか？」といった疑問も多いかと思います。
今回は、大人の歯列矯正ができる年齢や、マウスピース矯正が向いている年代、年齢ごとの注意点について解説します。
1. 大人の歯列矯正は何歳まで可能？治療に年齢制限はあるのか
歯列矯正は、歯や骨の健康状態が保たれていれば、年齢に関係なく治療が可能とされています。つまり「何歳までしかできない」といった明確な上限はありません。
①顎の骨が健康であれば矯正は可能
矯正治療は、歯を支える顎の骨がしっかりしていることが前提です。高齢になると骨密度が低下する場合がありますが、歯科医師による診断で問題がなければ、60代以降でも治療を始めることも可能な場合があります。
②年齢よりも口腔の健康状態が重視される
歯周病が進行していたり、むし歯が多い場合には、矯正治療が難しくなることがあります。そのため、矯正治療を行う前に、歯科医師の判断により歯周治療やむし歯の治療を先に行うことが推奨されます。
③中高年でも治療例はある
近年は、審美性や口腔機能の向上を目的に、40代・50代で矯正を検討されることもあります。治療のモチベーションが高く、セルフケアなどをしっかり行える方が多いのも理由の一つです。
④治療期間や効果は個人差が大きい
大人の場合、骨の柔軟性が子どもより低くなっているため、治療期間が長くなる傾向があります。そのため、計画的に治療を進めることが大切です。
⑤全身疾患がある場合は慎重な判断が必要
糖尿病や心疾患、骨粗鬆症などの疾患がある場合は、医科との連携や事前の健康チェックが重要になります。
加齢によるハードルはあるものの、適切な準備と管理を行えば、大人の矯正治療は実現できる可能性があります。
2. マウスピース矯正が向いている年代
マウスピース矯正は、透明で取り外しができる装置を用いて歯を少しずつ動かす矯正方法です。装置が透明であるため、目立ちにくい矯正方法として選ばれることがあります。
①対応年齢は幅広く、10代後半〜60代以上まで可能
永久歯が生え揃った後であれば、基本的に何歳からでもマウスピース矯正は始められます。10代後半〜30代に始める方が多い傾向がありますが、50代・60代でも適応可能なケースは多くあります。
②若年層（10代〜20代）は比較的スムーズ
この年代は歯や骨が柔軟で動きやすいため、計画通りに治療が進みやすい傾向にあります。モチベーションを維持しやすく、セルフケアにも積極的に取り組む方も見られます。
③30〜40代は審美と健康のバランスを重視
この年代は、口元の印象や歯の健康状態が気になる時期でもあり、仕事や生活に支障を与えにくいマウスピース矯正が選ばれることがあります。適切なケアができれば、治療を進められます。
④50代以上でも問題はないが事前診断が重要
年齢とともに歯や歯周組織の状態には個人差が出やすいため、治療前に精密検査を行い、矯正が可能か慎重に判断する必要があります。健康管理をしっかり行っている方であれば、60代でも治療可能なケースもあります。
⑤マウスピース矯正が向いていないケースもある
重度の歯列不正や顎のズレが大きいケース、抜歯を伴う矯正が必要な場合などは、ワイヤー矯正が適していることもあります。歯科医師と相談の上、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
マウスピース矯正は多くの年代で取り入れやすい治療法ですが、個々の口腔状態によって適応が異なります。
3. 年齢によって変わる歯列矯正の進め方とリスク
年齢に応じて、歯列矯正の進め方や注意すべきリスクには違いがあります。大人になってからの矯正治療では、口腔環境の変化や生活習慣に応じた配慮が求められます。
①歯周病リスクに対する注意
大人の患者さんに多く見られるのが、歯周病の進行です。歯ぐきや歯を支える骨が弱っている状態で強い力を加えると、歯が動きすぎてしまうリスクがあります。治療前には歯周病の有無を確認し、必要であれば先に歯周病治療を行うことが大切です。
②治療期間が長くなる傾向
大人の矯正治療では、成長期の子どもと比べて骨が固くなっているため、歯の移動がゆっくりになります。計画より治療が長引く可能性があるため、スケジュール管理をしっかり行う必要があります。
③むし歯や詰め物の影響
すでに多くの歯に詰め物や被せ物がある場合、矯正装置を固定しづらいことがあります。また、治療中のケアが不十分だと、装置の周囲にむし歯ができやすくなるため、より丁寧な口腔ケアが求められます。
④矯正中の生活習慣の見直し
タバコや過度な飲酒、睡眠不足は歯や歯茎の健康に悪影響を与えることもあるため、矯正治療中は生活習慣の見直しが必要です。歯の移動に支障が出るリスクを避けるためにも、健康管理も大切です。
⑤矯正装置の管理と通院の継続
マウスピース矯正では装置の装着時間が短いと治療効果が出にくくなります。また、定期的な通院を怠ると計画通りに歯が動かず、期間が延びたり後戻りが起きる可能性もあります。
矯正治療は年齢による難しさもありますが、リスクを正しく把握し、事前準備と継続的なケアが大切です。
4. 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療の特徴
①通いやすく、続けやすい診療体制・矯正をしながらの治療や予防も対応
荏田ファミリー歯科・矯正歯科は、東急田園都市線「江田駅」東口から徒歩7分。駐車場は8台分完備。青葉区・都筑区はもちろん、横浜市内や都内などにお住まいの方がお仕事や学校などで忙しい方でも通いやすいよう、土曜はもちろん、日曜も診療、オンラインでも矯正相談を受け付けております（夜間なども対応可能）。ベビーカーや車イスをご利用の方も安心して通院いただけるよう、院内はバリアフリー設計です。矯正しながらの治療や矯正治療中にできる限り虫歯にならないよう予防歯科的治療にも力を入れています。
②丁寧なカウンセリングと精密な診査
矯正治療は長期間にわたるため、不安や疑問をしっかり解消したうえで治療に臨んでいただけるよう、治療前のカウンセリングを重視しています。必要に応じてCTや口腔内スキャナーなどの機器を用いて、歯や顎の状態を詳細に確認し、治療内容・期間・費用について丁寧にご説明いたします。
③さまざまな矯正方法に対応
当院では、目立ちにくいマウスピース型矯正装置（インビザライン・エンジェルアライナー）をはじめ、ワイヤー矯正、部分矯正、小児矯正向けのプレオルソなど、複数の選択肢をご用意しています。患者さんのご希望やライフスタイルに応じて、適切な矯正プランをご提案いたします。
歯並びや噛み合わせのお悩みは年齢を問わずご相談いただけます。
まずは初回カウンセリングにて、お口の状態を確認し、治療の選択肢をご案内いたします。矯正治療に関する疑問や不安にも丁寧にお応えしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
大人になってからでも歯列矯正を始められるケースもあり、特にマウスピース矯正は多くの年代に対応できることもある治療法です。重要なのは年齢ではなく、歯や骨の状態、そして生活習慣の管理です。治療にはリスクや注意点もありますが、事前にしっかりと準備をして矯正に取り組むことが大切です。
横浜市青葉区・都筑区周辺で大人の歯列矯正をお考えの方は、荏田ファミリー歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
鹿児島大学卒業
新潟大学大学院にて歯学博士（歯科矯正学）取得
インビザライン プラチナエリート ドクター
※インビザラインでの症例数が年間101～150症例のドクターにのみ与えられる認定です。