2. 口内炎がインビザライン治療に与える影響
3. インビザライン矯正中に口内炎ができてしまったときの対処法
4. 横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療
横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療
透明なマウスピースを使って歯並びを整える「インビザライン」は、目立ちにくく取り外しできることから、検討されている矯正方法です。しかし、治療中に「口内炎ができて痛い」「マウスピースが当たって違和感がある」と感じる方もいます。口内炎は小さなトラブルに見えますが、痛みで食事や会話がしづらくなり、治療のモチベーションが下がる原因にもなりかねません。今回は、インビザライン矯正中に口内炎ができる原因や、それに対する適切な対処法について解説します。
1. インビザライン矯正中の口内炎の主な原因
インビザラインは金属を使わない矯正装置ですが、治療中に口内炎ができてしまうことがあります。矯正中に口内炎ができる理由は一つではなく、複数の要因が重なることで症状が出やすくなるとされています。ここでは、よく見られる主な原因を紹介します。
①マウスピースの縁による刺激
原因のひとつとして、マウスピースの縁が頬や舌にあたってしまうことです。新しいマウスピースに交換した直後や、縁の処理が甘い場合は、物理的な刺激を感じやすくなることがあります。
②歯の移動による接触の変化
矯正が進むことで歯の位置が動き、それに伴ってマウスピースの当たり方も変わります。今まで当たっていなかった部分に刺激が加わり、炎症が起きやすくなる場合があります。
③装着時間が長いことによる負担
インビザラインは1日20時間以上の装着が必要なため、常にお口の中に装置がある状態です。そのため長時間にわたる接触が負担となり、慢性的な刺激によって口内炎ができるケースも考えられます。
④乾燥によるバリア機能の低下
マウスピースをつけることで唾液の流れが妨げられたり、無意識に口呼吸が増えたりすることで、口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾燥すると粘膜の防御力が弱まり、小さな刺激でも傷つきやすくなります。
⑤清掃不足による衛生環境の悪化
マウスピースや口腔内の清掃が不十分な場合、細菌が増殖しやすくなります。清潔が保たれていないと炎症が起きやすくなり、口内炎のリスクが高まることがあります。
インビザライン矯正中は、物理的な刺激や乾燥、清掃不足など複数の要因が関わって、口内炎が引き起こされることがあります。早めに原因を見つけて対処することで、治療をスムーズに続けやすくなります。
2. 口内炎がインビザライン治療に与える影響
インビザライン矯正中に口内炎ができると、「少し痛いだけ」と感じてしまうことがありますが、痛みや不快感は治療の進み方や日常生活に影響を及ぼすことがあります。
①マウスピースの装着が苦痛になることがある
口内炎のある状態でマウスピースを装着すると、炎症部分に当たって強い痛みを感じる場合があります。そのため「外していたい」と思う方もおり、1日20時間以上という装着目安を守ることが難しくなるケースもあります。
②食事や会話への影響が出る
痛みで食事がしづらくなり、栄養バランスが偏ったり、会話中の違和感がストレスになったりすることがあります。とくに営業や接客業など、人と接する機会が多い方には大きな負担となる可能性があります。
③治療のモチベーション低下につながることも
痛みや不快感が続くと、「本当に矯正を続けるべきか」と悩む方もいます。モチベーションの低下は、装着時間の不足や治療計画の遅れにつながる可能性があります。
このように、口内炎は小さなトラブルに見えても、インビザライン治療に影響を与えることがあります。無理に我慢せず、早めに対処することが治療継続のポイントとなります。
3. インビザライン矯正中に口内炎ができてしまったときの対処法
インビザライン矯正中に口内炎ができた場合、痛みに耐えながら治療を続けるのはつらいものです。ただし、早めに正しく対応することで症状をやわらげ、治療を中断せずに継続しやすくなる場合があります。
①マウスピースの縁を調整してもらう
物理的な刺激が原因の場合は、マウスピースの縁を歯科医師に相談して、当たる部分を滑らかに調整してもらう方法があります。自己判断で削るのは危険なので、必ず歯医者で対応してもらいましょう。
②痛みが強いときは口内炎用の薬を使用する
一時的に痛みをやわらげたいときは、口内炎治療薬を活用する方法もあります。貼付薬・軟膏・うがい薬などのタイプがありますが、使用時はマウスピースを装着することを前提に、歯科医師に相談することが大切です。
③食事や歯磨きでの刺激を避ける
熱いもの、辛いもの、酸味の強い食品は口内炎を刺激して悪化させることがあります。口内炎が治るまでは柔らかくて刺激の少ない食事を心がけましょう。また、歯磨きのときも口内炎に当たらないように、優しくケアすることがポイントです。
④マウスピースと口腔内を清潔に保つ
装置や口腔内が不衛生だと細菌が増え、炎症が長引くことがあります。マウスピースは毎日丁寧に洗浄し、口腔内も歯ブラシやうがいで清潔に保ちましょう。専用の洗浄剤や除菌タイプの洗浄液を併用すると、衛生状態を保ちやすくなります。
⑤十分な睡眠と栄養を確保する
口内炎ができやすいときは、体調や生活リズムが乱れていることも少なくありません。ビタミンB群やCなど粘膜の修復に関わる栄養素を意識して摂り、しっかりと睡眠と休養を確保することで、口腔内の環境を整えられます。
⑥症状が長引く場合は歯科医師に相談する
数日経っても口内炎の痛みや腫れが引かない場合は、別の原因が隠れている可能性もあります。悪化する前に歯科医師へ相談し、必要であれば治療計画の見直しやマウスピースの再調整を行ってもらいましょう。
インビザライン治療を中断せずに進めるためには、早めの対応と日常的なケアが重要です。
4. 横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療
横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科は、東急田園都市線「江田駅」東口徒歩7分の場所にある、青葉区・都筑区エリアに根ざした地域密着型の歯医者です。
①通いやすく、続けやすい診療体制・矯正をしながらの治療や予防も対応
荏田ファミリー歯科・矯正歯科は、東急田園都市線「江田駅」東口から徒歩7分。駐車場は8台分完備。青葉区・都筑区はもちろん、横浜市内や都内などにお住まいの方がお仕事や学校などで忙しい方でも通いやすいよう、土曜はもちろん、日曜も診療、オンラインでも矯正相談を受け付けております(夜間なども対応可能)。ベビーカーや車イスをご利用の方も安心して通院いただけるよう、院内はバリアフリー設計です。矯正しながらの治療や矯正治療中にできる限り虫歯にならないよう予防歯科的治療にも力を入れています。
②丁寧なカウンセリングと精密な診査
矯正治療は長期間にわたるため、不安や疑問をしっかり解消したうえで治療に臨んでいただけるよう、治療前のカウンセリングを重視しています。必要に応じてCTや口腔内スキャナーなどの機器を用いて、歯や顎の状態を詳細に確認し、治療内容・期間・費用について丁寧にご説明いたします。
③さまざまな矯正方法に対応
当院では、目立ちにくいマウスピース型矯正装置(インビザライン・エンジェルアライナー)をはじめ、ワイヤー矯正、部分矯正、小児矯正向けのプレオルソなど、複数の選択肢をご用意しています。患者さんのご希望やライフスタイルに応じて、適切な矯正プランをご提案いたします。
歯並びや噛み合わせのお悩みは年齢を問わずご相談いただけます。
まずは初回カウンセリングにて、お口の状態を確認し、治療の選択肢をご案内いたします。矯正治療に関する疑問や不安にも丁寧にお応えしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
インビザライン矯正中に口内炎ができることはめずらしくありません。マウスピースの縁の刺激や口腔内の乾燥、体調の変化などが原因となることが多く、複数の要因が重なることで発症するケースもあります。口内炎ができてしまった場合は、無理せず適切に対処しながら治療を継続していくことが大切です。横浜市青葉区でインビザライン治療中の口内炎にお悩みの方は、荏田ファミリー歯科・矯正歯科までご相談ください。
鹿児島大学卒業
新潟大学大学院にて歯学博士(歯科矯正学)取得
インビザライン プラチナエリート ドクター
※インビザラインでの症例数が年間101~150症例のドクターにのみ与えられる認定です。