2. 「プレオルソ」で出っ歯と口呼吸に働きかける仕組み
3. マウスピース矯正「プレオルソ」で鼻呼吸が習慣化した場合に考えられる変化
4. 横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療
お子さんの「出っ歯」や「口がぽかんと開いている」状態が気になっていませんか?これらの状態は、見た目の問題だけでなく、呼吸や姿勢、歯並び全体に影響することがあります。特に「口呼吸」が続くと、歯並びや顎の発育に悪影響を与えるだけでなく、むし歯や風邪にかかりやすくなる要因となることもあります。こうした出っ歯と口呼吸の両方にアプローチできる方法として注目されているのが、子ども向けマウスピース矯正「プレオルソ」です。今回は、プレオルソの特徴や、出っ歯と口呼吸の改善につながる仕組みについて解説します。
1. マウスピース矯正「プレオルソ」とは
プレオルソは、一般的なワイヤー矯正とは異なる、取り外し可能な子ども用のマウスピース型の矯正装置です。
ここでは、プレオルソの特徴や目的、どのような子どもに向いているかについて解説します。
①成長期の子ども専用に設計されている
プレオルソは、主に5〜10歳頃の子どもを対象に開発されたマウスピース型矯正装置です。骨格が柔らかく、口まわりの筋肉も発達段階にある時期に適した設計がなされています。
②柔らかい素材で装着しやすい
素材はやわらかく弾力性があり、初めての矯正でも受け入れやすいとされています。日中1時間+就寝時の装着が基本で、継続しやすいと感じる子どももいます。
③歯並びだけでなく口腔機能にも働きかける
プレオルソは「歯を動かす」だけでなく、「舌の位置」「唇を閉じる力」「鼻で呼吸する習慣」など、口まわりの機能全体を整えることを目的とした矯正装置です。
④筋機能矯正(MFT)としての役割も持つ
舌や唇の使い方、飲み込みの癖などを整え、歯並びが乱れにくい環境を整える「筋機能療法」の要素が組み込まれています。単なる矯正にとどまらず、原因からの改善を目指します。
⑤ワイヤー矯正の前段階として利用されることもある
プレオルソで歯並びや口腔機能を整えることで、将来ワイヤー矯正が必要になった場合にも、治療をスムーズに進めやすくなる可能性があります。
プレオルソは、歯並びだけでなく「呼吸」「舌の位置」「口元の筋肉」など、成長の土台づくりに働きかけるマウスピース型矯正装置です。早期からのサポートを考えることで、将来の歯並びや口腔機能の安定につながることが期待されます。
2. 「プレオルソ」で出っ歯と口呼吸に働きかける仕組み
出っ歯や口呼吸の改善を考えるときには、歯並びだけでなく舌や口元の筋肉、呼吸の仕方まで多角的にアプローチする必要があります。
ここではプレオルソが出っ歯と口呼吸にどのように働きかけるのか、その仕組みを紹介します。
①やわらかく装着しやすい
プレオルソは弾力のある素材で作られており、子どもでも比較的装着しやすいのが特徴です。日中1時間と就寝中の装着が基本で、継続しやすい点もメリットとされています。]
②前歯の突出に作用する
マウスピースは上の前歯に適度な内向きの力をかけることで、前歯の位置を誘導します。ワイヤーのような強い力ではなく、成長に合わせて働きかける仕組みです。
③舌の正しい位置をサポートする
プレオルソの内側には、舌が自然と上あごに収まるような形状が設計されています。これにより、舌が下がってしまう習慣を防ぎ、上あごの発育を助ける効果が期待されています。
④口を閉じる筋肉を育てる
装着中は唇を閉じる力を使うため、口周りの筋肉が働きやすくなります。その結果、常に口が開いてしまう習慣を改善し、鼻呼吸への移行を助けます。
⑤口の機能全体にアプローチする
プレオルソは歯を動かすだけでなく、噛み合わせや舌・唇の動きをトレーニングする「筋機能矯正」としての側面もあります。これにより、歯並びが乱れにくい環境を整えやすくなると考えられています。
プレオルソは、出っ歯と口呼吸の両方に着目し、歯並び・筋肉・呼吸といった複数の要素に働きかける装置として、成長期の子どもに用いられる治療法のひとつです。
3. マウスピース矯正「プレオルソ」で鼻呼吸が習慣化した場合に考えられる変化
プレオルソは、歯並びだけでなく、口呼吸から鼻呼吸への切り替えを目指せる矯正装置としても活用されています。鼻呼吸が身につくと、口元の機能や全身の健康状態にも影響があるとされています。
ここでは、プレオルソによって鼻呼吸が定着した場合に見られる変化を紹介します。
①口が自然に閉じられるようになる
唇を閉じる筋肉が強化されることで、ぽかんと開いた口が改善され、口元が引き締まった印象になります。口を閉じたまま過ごすことが習慣化しやすくなります。
②上あごの発育がスムーズになる
舌が上あごに正しく接することで、上あごの幅や高さの成長が促され、歯が並ぶスペースが整いやすくなる場合があります。これにより、将来的な歯列の安定にもつながります。
③むし歯・歯肉炎のリスクを軽減する
鼻呼吸が習慣になると口腔内が乾燥しにくくなり、唾液の働きで細菌の繁殖を抑えることが期待されます。結果として、むし歯や歯ぐきの炎症リスクを下げる可能性があります。
④アレルギーや風邪にかかりにくくなることも
鼻は空気中の異物やウイルスをブロックするフィルターとしての働きを持っています。鼻呼吸が定着すると、口呼吸よりも免疫面でのメリットがあると考えられています。
⑤睡眠の質や集中力に影響することもある
口呼吸によるいびきや浅い呼吸が改善され、より深い睡眠が得られるようになることがあります。熟睡できることで、日中の集中力や活力の向上にもつながる場合があります。
プレオルソによって鼻呼吸が習慣づくことで、口元の機能改善だけでなく、全身の健康にも変化が起こることがあります。
4. 横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科の矯正治療
横浜市青葉区の歯医者 荏田ファミリー歯科・矯正歯科は、東急田園都市線「江田駅」東口徒歩7分の場所にある、青葉区・都筑区エリアに根ざした地域密着型の歯医者です。
①通いやすく、続けやすい診療体制・矯正をしながらの治療や予防も対応
荏田ファミリー歯科・矯正歯科は、東急田園都市線「江田駅」東口から徒歩7分。駐車場は8台分完備。青葉区・都筑区はもちろん、横浜市内や都内などにお住まいの方がお仕事や学校などで忙しい方でも通いやすいよう、土曜はもちろん、日曜も診療、オンラインでも矯正相談を受け付けております(夜間なども対応可能)。ベビーカーや車イスをご利用の方も安心して通院いただけるよう、院内はバリアフリー設計です。矯正しながらの治療や矯正治療中にできる限り虫歯にならないよう予防歯科的治療にも力を入れています。
②丁寧なカウンセリングと精密な診査
矯正治療は長期間にわたるため、不安や疑問をしっかり解消したうえで治療に臨んでいただけるよう、治療前のカウンセリングを重視しています。必要に応じてCTや口腔内スキャナーなどの機器を用いて、歯や顎の状態を詳細に確認し、治療内容・期間・費用について丁寧にご説明いたします。
③さまざまな矯正方法に対応
当院では、目立ちにくいマウスピース型矯正装置(インビザライン・エンジェルアライナー)をはじめ、ワイヤー矯正、部分矯正、小児矯正向けのプレオルソなど、複数の選択肢をご用意しています。患者さんのご希望やライフスタイルに応じて、適切な矯正プランをご提案いたします。
歯並びや噛み合わせのお悩みは年齢を問わずご相談いただけます。
まずは初回カウンセリングにて、お口の状態を確認し、治療の選択肢をご案内いたします。矯正治療に関する疑問や不安にも丁寧にお応えしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
プレオルソは、子どもの成長に合わせて使えるマウスピース型の矯正装置で、出っ歯や口呼吸といった複数の悩みに働きかけられる点が特徴です。やわらかい素材で装着しやすく、歯並びだけでなく舌の位置や呼吸の習慣まで配慮された設計です。鼻呼吸が身につくことで、見た目だけでなく健康面にも良い影響があるといわれています。
出っ歯や口呼吸でお悩みの方は横浜市青葉区の歯医者、荏田ファミリー歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
鹿児島大学卒業
新潟大学大学院にて歯学博士(歯科矯正学)取得
インビザライン プラチナエリート ドクター
※インビザラインでの症例数が年間101~150症例のドクターにのみ与えられる認定です。